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小劇場で写真を撮る僕がEOS kiss X7を買った後に6D MarkⅡに乗り換えた理由

3年ほど前から写真を撮り始めてから、僕は一貫してCanonユーザーだ。初めて買った一眼レフカメラはCanonのEOS kiss X7だった。

このカメラを買うまで、僕は別に写真と撮るのが好きというわけではなかった。旅行に行っても、スマホで写真を撮ることもほとんどせず、1週間のうちに数枚写真を撮れば良い方だっただろう。

しかし、大学を卒業して社会人になったとき、ふと「何かクリエイティブなことがしてみたい」と思うようになった。昔から小説を書いていて、大学時代からは演劇を始めた。そこに何か、もう一つくらい創作の趣味を足したいと思ったのだ。

絵を描くことも考えたが、昔から美術の評点は悪く、ドラえもんすら描けない始末。それに比べて、写真はお金を出して機材を購入すれば、ある程度簡単にそれっぽい写真が撮れてしまう。

そういった理由から、初めて一眼レフカメラを購入することになる。

なぜ一台目にEOS kiss X7を選んだのか?

カメラを購入する際に、できるだけ安くそれっぽい写真が撮れるカメラを買いたいと思っていた。

一眼レフとミラーレス一眼が候補に上がったわけだが、5万円くらいの価格帯だとミラーレス一眼はちょっとチープな作りのものが多い。かといって、満足いく仕上がりのものを探そうとすると普通に10万円くらいかかってしまう。

そこで出会ったのが、CanonのEOS kiss X7だった。

kissシリーズはCanonにおける入門機モデルを揃えているシリーズで、僕が3年前に購入するときはX7が最新機種だった。といっても、発売から3年ほど経っていたけれど…。

しかし、当時からネットのレビューはとても良かった。特徴は、何と言ってもその安さ。一眼レフカメラはレンズも同時に購入する必要があるが、kiss X7は焦点距離の違うズームレンズが2本セットになって6万円ほどだった。今もまた同じくらいの値段になっているが、値段が落ち着いていた頃は最安値が4万5千円ほどだったので、かなり安く一眼レフを手に入れることができた。

kissシリーズはAPS-C機で、EF-Sマウントを搭載している。Canonはフルサイズ機になるとEFマウントというものを搭載しており、ここには注意が必要だ。EFマウントのレンズはEF-Sマウントのカメラでも使えるが、反対にEF-SマウントのレンズはEFマウントのカメラでは使えない。

カメラは、レンズをよく「資産」という。カメラのボディが変わっても、マウントが同じであれば持っているレンズを使うことができるからだ。EF-Sマウントであるkiss X7のキットレンズはEF-Sマウントのレンズなので、同じAPS-C機にしか使えないことに注意したい。kiss X7を使い続けているうちは良いが、ボディをフルサイズ機に乗り換えるときにレンズを引き継げなくなる。

そんな事情を差し引いても、そこそこ写りの良いカメラを6万円ほどで買えるのは非常にコスパが良い。僕は後ほどカメラのボディを乗り換えることになるのだけど、写真を見たときの感動はやはりkiss X7を買って撮ったときが一番大きかった。

現在は後継機種であるkiss X8iやX9などが出ている。X8iはX7とあんまり価格が変わらない上に操作性や画素数は抜群にX8iの方が良いため、基本的にはこちらを買えば良いと思う。ただし、kiss X7は重大な特徴があって、それは「世界最軽量の一眼レフカメラ」ということだ。まあ、軽量さを求めるのであれば別にミラーレス一眼を買えば良いのだが、一眼レフの見た目が好きだしファインダーは素通しで見たい、でも軽い方が良い、という人にはおすすめだ。

ちなみに、X7の本体重量は約370g、X8iの本体重量は510gとなっている。ペットボトル1本分の差もないわけだが、100gの差は持ってみると結構大きいと思う。また、X9も6万円ほどなので価格にはほとんど差がはない。こちらは本体重量が約406gなので、より解像度の高い写真を撮りたいのであれば、kiss X7よりもX9の方がお買い得かもしれない。さらなる上位互換であるX9iは8万円ほどするので、ここら辺はお財布との相談になると思う。

色々な判断基準はあると思うが、僕と同じようにとにかく軽くて安い一眼レフが欲しい!という方には、kiss X7をおすすめしたい。

EOS 6D MarkⅡを買った理由

EOS kiss X7には大満足で、それで1年ほどは写真を撮っていた。しかし、X7ではどうしようもないことがあった。

それが、暗いところでの撮影だ。ASP-C機はどうしても暗所での撮影に弱い。日中の撮影だったら正直そこまでフルサイズ機と差はないと思っているのだが、やはり暗いところは高感度なフルサイズ機の方が良い。

(以下は、kiss X7で撮影した海の写真)

僕はカメラを買ってから演劇の稽古写真やゲネプロを撮るようになったのだけど、どうしても薄暗いシーンで撮ることが多かった。さらに動き物を撮るため、しっかりとシャッタースピードを確保する必要がある。そうなると、いくら絞って撮影っっしたところでISO感度を上げなければ真っ暗な写真になってしまう。ところが、kiss X7だとISO感度1600くらいが限界で、3200からは明らかにノイズが乗り始める。6400だとかなりザラザラで、問題があると感じていた。

そこでフルサイズ機の購入を検討しはじめたのだった。kiss X7からの乗り換えだと7D MarkⅡなどもかなり有効な選択肢に入るのだが、ASP-C機のために暗所にやや不安があった。フラッグシップ機である1D X MarkⅡはボディのみで50万円ほどするので高すぎる。一段下げて 5D MarkIVにしてみても、ボディのみで25万円ほどする。レンズなどを買っていたらすぐに40万円に達してしまいそうだった。

では、6Dを…と思っていたところに、タイミングよく6D MarkⅡが発売された。僕が買った当時は20万円を少し切るくらいだったと思うのだが、今は15万円程度まで値下がりしている。当時はレンズとセットであれば25万円くらいで、5万円程度のレンズをもう一本つけて30万円で何とか手が出るかな…というラインだった。ちなみに、今は小三元レンズであるEF24-70 F4L IS USMとのセットで25万円を切っているので、少し悔しい気持ちもある。まあ、欲しい時が買い時だし、この二年間で様々な写真を撮ることができたので…!

僕は小三元を避け、EF24-105 IS STMとのキットを購入した。30万円の予算だと小三元の方にしても許容範囲だったのだが、それだと標準ズームしか使うことができない。演劇の撮影をしているときに、それぞれの表情を切り取るような写真が必須だと考えていたので、望遠ズームも一本欲しかった。

そこで、キットレンズの他にEF70-300mm F4-5.6 IS II USM を購入した。多少暗いレンズだが、それよりも標準・望遠が2本そろっていることが重要だ。

(以下、6D MarkⅡで撮った写真。夜でも綺麗に写る。)

実際にこのシステムでずっとゲネプロなどの写真を撮っているが、特に問題を感じtあことはない。ISO12800くらいまでは許容範囲かなと思っているので、暗いところでも割とISO感度をガンガン上げて使うことができる。本当はもっと明るいレンズだったら…と思わなくもないが、小三元だとさらに10万、大三元だとさらに15万ずつ積まなければ手が出せないので、今のところはこの構成で満足している。

また、撮影にはkiss X7を購入した少し後に買ったEF50mm F1.8 STMがめちゃくちゃ役立っている。いわゆる「撒き餌レンズ」と呼ばれているやつで、単焦点で写りも良く、F1.8と明るいのに、なんと1万5千円ほどで販売されている。kiss X7を買った瞬間に「どうせいつかはフルサイズを買うんだろうな…」という予感があったので、軽くて写りの良いいくつかの単焦点レンズの中でも、EF-SマウントのものではなくEFマウントのものを選んでおいて正解だったと思う。

焦点距離50mmは視界よりも若干狭いため、スナップ写真を撮ろうと思うともう少し広角だったらと思う場面があったりするが、写りに関しては基本的に満足している。解放F値は1.8なので、かなり明るく撮れるし、フルサイズ機と合わせることで大きくボカすこともできる。

まとめ

以上、はじめてEOS kiss X7を購入してから、EOS 6D MarkⅡを買うまでの流れを書いてみた。これから一眼レフカメラを買う人の参考になれば幸いだ。

ちょっと良い写真を撮りたい、という人であれば、僕が買ったEOS kiss X7やその上位機種で十分だと思う。写りの良さにめちゃめちゃ感動する。

もちろんEOS 6D MarkⅡに乗り換えたときも、写りは格段に良くなったし暗所でも綺麗に写るので興奮はしたのだが、振れ幅でいうとやはりkiss X7を買って使ったときが一番感動した。

5〜7万円くらいまではちょっと衝動買いしてしまっても絶対に損はしないと思うが、それ以上の投資をする場合は自分の用途を考えて買った方が良いかもしれない。

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