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CanonユーザーがFUJIFILM X-T20の購入を決断した理由

僕は3年ほど前からカメラを趣味にしはじめ、それからずっとCanonのカメラを使っている。最初に買ったのはEOS kiss x7。一眼レフで写真を撮る喜びを僕に最初に教えてくれたカメラで、本当に人生の中で最も良い買い物だったと思っている。軽いから気軽に持ち出せるし、一眼レフ特有のボケ味も綺麗に表現される。

その後に買ったのはEOS 6D MarkⅡ。kiss x7にもそれほど不満は無かったんだけど、フルサイズ機を購入した。わざわざ買ったのには理由があって、それは僕が演劇関連の写真を撮ることが増えたから、ということがある。

演劇は基本的に薄暗いところで動きの速い被写体を撮るため、どうしてもkiss x7では限界があった。そこで、暗所にも強いフルサイズ機を使いたいと思い、6D MarkⅡを使い始めたというわけだ。

kiss x7も非常に使い勝手の良いカメラだったのですが、めっきりと持ち出す機会も減ってしまった。そこで、最近はお世話になっている稽古場に置きっ放しにして、自由に稽古写真を撮ってもらうようにしている。

さて、演劇の撮影用に気に入っている6D MarkⅡだが、一つ問題がある。それは、シャッター音が消せないこと。これは、一眼レフの構造上どうしても解決ができないものだ。通常の撮影であればシャッター音はそれほど気にならないものの、演劇などでは静かなシーンもあるため、どうしてもシャッター音が気になってしまう。

そこで、シャッター音の鳴らないミラーレス機の購入を始めたのだった。そうして今回はX-T20を買うことにした。

僕がXーT20を購入するに至った理由は、主に以下の通り。

FUJIFILMに憧れがあった

Canonoのごつい一眼レフも好きだけれど、街中で持っている人が多いミラーレス機も気になっていた。

特にメカっぽくてレトロな外観のものを所持したいという気持ちがあり、X-T20の他にはOLYUMPUSのPEN-Fなども非常にかっこいい。

そんな中でFUJIFILMのカメラを選んだのは、やはりデザイン面によるところが大きい。XーT20は、レトロ風のカメラとして最高のデザインに仕上がっていると思う。

また、FUJIFILMの撮って出しの質感を評価する噂も以前から聞いていたことも大きい。僕は面倒くさがりりであまりRAW撮影をしないため、jpegでそこそこの写真を撮ってくれるのも嬉しい。作例などもいくつか見たが、Canonに比べるとコントラストがはっきりとしていて彩度高めの色づくりも気に入った。

また、フィルムシミュレーション機能があるので、少し設定をいじるだけで様々な画づくりが楽しめそうだ。

散歩にも持ち歩けるカメラとして

演劇を撮影するためだけなら、6D MarkⅡと同じようにフルサイズ機を買った方が良いだろう。

しかし僕がそれをしなかったのには理由がある。散歩にも持ち歩きたいと思っていたからだ。

一眼レフを買ったはいいものの、日常生活の中で写真を撮るということはあまりない。ちょっとした街歩きに持っていきたい気持ちはあるものの、一眼レフカメラは厚みがあってバッグの中に忍ばせにくいし、取り出しにくい。
持っていくことはあっても「まあ、スマホでいいか…」となって、出かけている最中に結局一度も取り出さないなんてこともある。使わないのにあんなに重いものを持っているなんて、ただの罰ゲームだ。

散歩用にkiss x7を使い、演劇撮影用には違うカメラを探すことも考えたが、やはりkiss x7も見た目がごつい。常に首からぶら下げていてもそれほど邪魔じゃないし、目立たないようなカメラがいいなと思っていた。

そこで、やはり演劇用と共に散歩用にも使えるカメラを買おうと思ったわけである。

重さに関していえば、本体質量がkiss x7は370gなのに対してX-T20は333gと若干軽い。

実際にはレンズの違いなどもあるので一概には言えないし、わずか40gの差ではあるが、単純に軽いのは嬉しい。

また、kiss x7は奥行きが69.4mmなのに対して、X-T20は奥行きが41.4mmしかない。全体的に薄くてバッグやポケットなどに忍ばせやすいのも嬉しい。また、この厚みであれば常に首からかけていても邪魔にならなさそうだ。

コスパが良さそうだった

FUJIFILMのカメラにすることは決めたが、もちろん他にも候補があった。特に上位機種であるX-Pro2やX-T2、X-T3などとは何度もスペックを見比べたり、実際に使った人のレビューを読んだりした。

その中でX-T20を選んだ理由には、コスパの良さが挙げられる。

X-T20は、画素数やセンサーは上位機種であるX-T2やX-Pro2と同じものを使っている。違いは機能性で、しっかりとした写真を撮るのであれば上位機種を買う必要があるだろう。

しかし、もちろんその分重量は増しているし、値段も高くなっている。同じような画づくりができるのであれば、中級機のX-T20で十分だと思ったのだ。

また、しっかりした写真を撮りたいのであれば6D MarkⅡを持ち出すという選択肢もある。演劇撮影に耐えつつ無音シャッターが可能、しかも散歩にも持ち出しやすいし値段も10万円を切る。というところでX-T20を選んだ。

レンズについて

今回、X-T20はレンズキットではなくボディのみを購入した。

2万円弱の上乗せでキットレンズが手に入るのは正直かなりお得なのだが、どうせ使わなくなると見越して今回はボディのみにした。

X-T20のキットレンズはXF18-55mmF2.8-4 R LM OISで、標準ズームとしては使いやすく、写りも結構良いと評判だった。

しかしこのレンズ、散歩用につけるなら少し長いし、演劇用に使うとなればもう少し望遠側も欲しい。単焦点と望遠レンズを買い増せば良いのだが、そうするとかなり高くついてしまうし、レンズが3本もあると機動性を失ってしまいそうで怖い。

そこで今回は、2本のレンズで補うことにした。

まず一本目が、散歩用のXF27mmF2.8だ。こちらのレンズは35mm換算で41mmと、やや広角よりの標準レンズといった感じだ。

散歩用のレンズは大前提として薄くて軽いものにしたいという気持ちがあった。そこで、いわゆるパンケーキレンズと呼ばれるものの中から選ぶおと思ったい、候補に上がったのが以下の3本。

XF18mmF2R
XF27mmF2.8
XF35mmF2RWR

6D MarkⅡで撮影するときは、いわゆる撒き餌レンズと呼ばれるEF 50mm F1.8 STMを使っていたのだが、やや望遠寄りで、スナップ用には使いづらいと感じる場面も多かった。

XF35mmF2.8は、35mm換算にすると54mm相当になるため、少し望遠すぎて使いづらそうだという印象だった。また、レンズ自体も分厚く、どこでもサッと取り出せるという意図に反してしまう。

広角をカバーしたいのであればXF18mmF2Rの方が良いのだろうが、色々とレビューを見てXF27mmF2.8を購入することにした。これには色々と理由があるが、こちらの方が薄くて軽かったというのが理由としては大きい。もう少し広角でも良いのではないかと思いもするが、散歩用カメラとしてはやはり大きさと重さを重視したい。

次に演劇用だが、実はまだ購入していない。しばらくは撮る予定がなさそうなので、まずは単焦点で散歩用としての感触を試してみてから買おうかと考えている。

狙っているのはXF18-135mmF3.5-5.6R LM OIS WR。いわゆる便利ズームと呼ばれるレンズだ。

これで、まずキットレンズであるXF18-55mmF2.8-4 R LM OISの画角はすべて補える。それにプラスして、35mm換算で206mmまで撮影できるのは大きい。本当は300mmくらいまで欲しいところなのだが、一本で賄おうとしているのだからそんなに文句も言えない。

F値が大きいので薄暗い劇場で上手く撮影できるか不安なところもあるが、まずはこれで運用してみたいと考えている。

まとめ

この構成に無理がありそうであれば、FUJIFILMのシステムを全て売りに出して、α7Ⅲを買うのもありかなと思っている。お散歩カメラは、kiss x7を使うという手もあるし。

今回は、今の写真生活に足りていない「演劇の本番」と「散歩」の両方を補えるカメラを一台とできるだけ少ないレンズで賄えないかと考えて構成してみたものだ。果たしてこれがうまくいくかは、また別の記事でご報告できればと思う。

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