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小劇場での撮影でフルサイズ一眼レフを買って良かったと思う理由

僕は熊本のstudi in.K.というところで広報的な動きをしていることもあり、よく小劇場で写真を撮っている。

はじめはAPSーC機であるEos kiss x7で撮影していたのだが、ここ一年ほどはフルサイズ機のEos 6D MarkⅡを買って、こちらで写真を撮ることが多くなった。

5Dや1Dなど、Canonの他のフルサイズ機に比べればリーズナブルな6Dだが、レンズを標準と望遠の二種類揃えようとすれば軽く30万円はかかってしまう。なかなか購入に踏み切るのは難しいだろう。

しかし、明らかに6Dに変えてからの方が良い写真が撮れている実感がある。そこで、具体的にフルサイズ機の6Dの変えてからどのようなところが良かったのかを紹介したい。

暗いところに強い

基本的には、ほぼこれが全てであると言っても良い。

演劇公演の広報用でSNSに載せるための稽古写真を撮る場合であれば、別にiPhoneのカメラを使っても問題はないだろう。ちゃんと明かりがついているところで撮れば綺麗に映るし、手元でパパッと加工したりシェアしたりすることもできる。僕も、稽古風景の写真はスマホで撮ることも多い。

フルサイズ機が真価を発揮するのは暗いときの撮影である。たとえば、本番同様の照明環境で通し稽古やゲネを行う場合。広報用としても記録用としても、ここは綺麗な写真を残しておきたいところだ。

しかし、スマホでは暗いところの撮影に難がある。撮影中は綺麗に撮れているように感じでも、後で見返してみるとかなりぼやけた写真になっていることが多い。画像が粗いのはもちろんのこと、暗いところでは手ブレも起こりやすい。

また、APSーC機でも限界はある。特にズームすると手ブレを起きるし、ズームレンズは基本的に絞る必要が出てくるので、何を撮っているのかわからなくなりがちだ。

その点、フルサイズは暗いところに強い。また、ISO感度をある程度まで上げてもノイズが気にならない程度になるので、こちらも重宝している。kiss x7だとISO1600までが許容かなと思っていたが、6D MarkⅡだと12800までは大丈夫だと感じる。

オートフォーカスが決まる

最初に店頭で6D MarkⅡを触ったときに感じたのは、オートフォーカスの気持ち良さ。もちろん、レンズの性能もあるだろうが、一瞬でピタリと決まるあの感じは病みつきになる。

これまでも、静止しているものを撮るときには特段困っていなかった。しかし、演劇というのは言わずもがな役者が動くので、フォーカスが瞬時に決まると、決定的瞬間を逃すことが少なくなって嬉しい。

撮影する感触が気持ちいい

これは撮影性能とはあまり関係ないかもしれないけど、とにかく撮影する感触が気持ちい。

kiss x7はとても良いカメラだ。僕が買った当時はズームレンズが二つついた5万円程度だったので、コスパで言えばこれに勝るものはなかなかないだろう。

特にシャッターを押す感触が気持ちいい。kiss x7はパチパチという音がするが、6D MarkⅡはパシャリパシャリと確かに押している感触がある。久しぶりにkiss x7を触っていると、その小ささも相まって、おもちゃみたいだと感じることがある(これはこれで好きなんだけど)。

よくないところ

 良いところばっかり紹介するのもなんなので、よくないところも紹介しよう。

重い

気合いを入れて撮影をするときはあんまり気にならないが、ちょっと気軽に撮影したいみたいなときはネックになる。kiss x7が異様に軽いということもあるが、6D MarkⅡはめちゃくちゃ重い。

撮影しているときは大して気にならないが、長時間移動する場合などはずっとバッグに入っているときつい。

高い

高い。めちゃくちゃ高い。カメラはどうしてこんなに高いのだろう。しかも、フルサイズ機に合わせたレンズを買おうとすると、さらに費用がかさんでしまう。

繰り返し言うが、普通の稽古風景を撮影するのであればスマホで十分だ。ちょっと良い写真を撮るのも、kiss x7を使えば十分だろう。

ここを埋めるメリットがあるのかを考える必要はあるだろう。

まとめ

以上、kiss x7と6D MarkⅡを比べながら、フルサイズ機の良さを書いてきた。

個人的に、カメラを買うときの幸福度の伸びとしては、kiss x7→6D MarkⅡの買い替えよりも、はじめてkiss x7を買ったときの方が大きかった。

しかし、別に6D MarkⅡを買ったことを後悔しているわけではなく、撮れる写真が撮れたので満足している。

小劇場でゲネや通し稽古を撮影する機会のある方や、広報活動に力を入れていきたい方は、ぜひ買ってみてほしいと思う。

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