株式会社エブリスタが、物書きのためのオウンドメディア「monokaki」をリリースした。
これが本当の本当に嬉しくて、こんなツイートをした。
エブリスタ運営の物書きのためのメディア@monokaki_jp
最高。文芸創作クラスタのみなさんは漏れなくフォローしましょう。— あとーす@蓼食う本の虫主宰 (@ATOHSaaa) 2018年3月5日
まず最高なのが海猫沢めろん先生の連載「Web小説定点観測」。競合のカクヨムからも紹介しているところに好感が持てる。そして、B&Bスタッフで太宰治検定にも携わってらっしゃる木村さんのブックレビューも良い。
— あとーす@蓼食う本の虫主宰 (@ATOHSaaa) 2018年3月5日
本当に僕はずっとこういうWebメディアが欲しくて、でも実際にはなかなか無いから自分で運営してたりしたんだけど、エブリスタが運営するなら安心。
— あとーす@蓼食う本の虫主宰 (@ATOHSaaa) 2018年3月5日
もちろん、蓼食う本の虫はこれからも運営していきます。ベンチマークができてむしろ燃えています。参考にしながら、違う視点の記事を配信していきたい。本当に嬉しい。泣きそうなくらいに嬉しい。
— あとーす@蓼食う本の虫主宰 (@ATOHSaaa) 2018年3月5日
これを機に、各投稿サイトが文芸系ノウハウを配信するメディアを始めてくれたらもっと嬉しい。ピクシブ文芸の連載やpixivisionはすでに土壌はあるし、カクヨムははてなブログで展開できるしライター陣にも事欠かなそう。
— あとーす@蓼食う本の虫主宰 (@ATOHSaaa) 2018年3月5日
出版のことも、インターネットのことも、そして小説のことも、もっともっとインプットしてもっともっとアウトプットしなければやばいと思った。頑張ります。
— あとーす@蓼食う本の虫主宰 (@ATOHSaaa) 2018年3月5日
monokakiとは?
エブリスタといえば、言わずと知れた小説投稿サイトである。僕も、かつてモバゲーの小説投稿機能として使われているときに使っていたことがある。その後も、投稿者として利用はしなくなってしまったものの、たまに作品を読むのに利用している。
そんなエブリスタが、プロの作家や編集者へのインタビューや、創作ハウツーなどをこのmonokakiというメディアで発信していく予定だという。
僕は、学生時代に株式会社Taskeyが運営するオウンドメディア「taskey U」の編集長をしていたことがある。コンセプトとしては、monokakiと似通ったところがあった。物書きをするすべての人に役立つ情報を届けたいとその一心で運営していたのを昨日のことのように覚えている。
その後も、文芸創作をする人たちに役立つ情報を届けたいという思いで、「蓼食う本の虫」というメディアを個人で運営していたりする。最初は僕ともう一人で始めたものだったが、今では多くのライターさんに協力していただき、多彩な記事を配信することができていると思う。
しかし、taskey Uにしても蓼食う本の虫にしても、僕はずっと不安だった。所詮、僕は小説家としても編集者としても素人だ。もちろん、その視点からでしか生み出せないものがあると信じて、僕なりの手法で執筆や編集を続けてきた。でも、ずっとこのまま走り続けていいのか不安だった。どこかへ辿り着けるのだろうかと不安だった。
そこに差した一筋の光が「monokaki」だった。プロの編集者が、プロの作家が物書きに役立つ情報を定期的に配信してくれる。
向こうからしてみれば大して気になっていないと思うが、僕からしてみるとmonokakiは競合サイトになる。僕は2年間ずっと蓼食う本の虫の記事を作り続けてやっと認知度が上がってきたところなのに、monokakiはすぐにその規模を抜き去ってしまうだろう。それはちょっと悔しい部分もある。
でも、僕は心底ホッとしたし、嬉しいという気持ちが強い。僕の先を走ってくれる存在がいる。すごい速さで僕は周回遅れになってしまうかもしれないけど、それでも伴走者がいてくれるというのは、とても心強いことだ。
これからの蓼食う本の虫の目標
繰り返すようだが、monokakiは僕の運営する蓼食う本の虫の競合になる。もちろん、別に敵視するつもりはないし、週二回の更新を心待ちにしたいんだけど、ベンチマークにして負けないように食らいついていきたいと思う。
何を指標にするかはまたこれから考えるけれど、蓼食う本の虫をmonokakiと比肩するようなメディアに育てていきたい。
そのためには、アマチュアとしての目線を徹底したり、豊富な執筆陣で攻めてみたり、ユニークな企画を出してみたりと、やりたいこと・やらなければならないことはたくさんある。
monokakiの登場で完全に気合が入った。皆さま、これからも蓼食う本の虫をどうぞよろしくお願いいたします。
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