デュアルHHKBをやめてHHKB Studioで1日作業をしてみる

この記事は、執筆ハック Advent Calendar 2023 1日目の記事です。

僕は普段、HHKB Professional HYBRID Type-Sを2台並べ、いわゆる「デュアルHHKB」というスタイルで作業をしています。

分割キーボードを使うと、肩を開いた姿勢を保つことが出来て長時間作業に向いているらしい、しかしHHKBの打ちは捨てがたい……という理由で生まれたこのスタイル。「デュアルHHKB」でGoogle検索をしてみると、僕と同じような人が多数見つかるかと思います。

そんな僕ですが、先日発売されたHHKB Studioも購入しました。そのファーストインプレッションは、以下の記事で書いています。

HHKB Studio レビュー / デュアルHHKBから乗り換えられるか？

また、その後はHHKB Studioをあんまり使っていなくてもったいなかったので、HHKBを3台並べて使う「ケルベルスHHKB」というものも試してみました。

HHKB Studio + HHKB Professional HYBRYD Type-S ×2 で作業をする

今回は、机の上からHHKB Professional HYBRID Type-Sを下ろし、1日中HHKB Studio1台だけで作業をしてみたらどうなるのか？という実験の記録になります。デュアルHHKBユーザーで、これからHHKB Studioも購入しようか迷っているという方は参考にしていただけると嬉しいです（そんな人がいるかどうかは分からないですが）。

HHKB1台でも問題ない

まず大きな変更点としてキーボードを2台から1台に変えてみたわけですが、これに関しては「意外と問題ないな……」と思いました

分割キーボード方式で使っていると肩が開いて良い感じになり、疲れにくい、という思惑でデュアルHHKBを採用していたのですが、1日使っている限りだとあまり疲れを感じませんでした。むしろ、机が広く使えるのて机が広く使えるので、シングルで使ったほうが良いんじゃないかな……と思ったり。

ただ、このあたりは長期間使うことで違いを実感するものなのかもしれません。まあ、デュアルHHKBを使っている時でも、長時間机に座りっぱなしであればめちゃくちゃ疲れますが……。

打鍵感が良い

1日中HHKB Studioを使ってみて、やはり僕はこの打鍵感が好きだな〜と思いました。

HHKBはこれまで伝統的に静電容量無接点方式を採用してきましたが、HHKB Studioはメカニカルのリニア軸になっています。これが吉と出るか凶と出るか……とドキドキしていたわけですが、めっちゃ打ち心地が良くて最高です。

HHKB Studioを使った後にHHKB Professional HYBRID Type-Sを使うと、「あ、このキーボードってめっちゃカチャカチャ音が鳴るんだな」と思ってしまうんですよね。それほどHHKB Studioの打ち心地が上質に感じます。

これまでは「メカニカルといえば青軸！」と思っていたのですが、これからはリニア軸のキーボードも色々と試してみたくなりました。

ポインティングデバイスが邪魔だったけど慣れた

HHKB Studioの特徴といえばポインティングデバイス。僕は右手側にトラックボールを、左手側にトラックパッドを置いているので正直あまり活躍の機会が無いのですが、ちょっとカーソルを動かしたい時などにはポインティングデバイスも便利ですね。ただ、細かい位置の調整ができないので、Chromeのタブを選択する時などは微調整に苦労します。

また、ポインティングデバイスの部分は多少の切り欠きがあり、特にGとHのキーをタイプする時に、誤ってポインティングデバイスを叩いてしまうことがありました。しかし、それも最初のうちだけで、1日使っているうちにその頻度は減っていきました。これは慣れによるところが大きそうですね。

ジェスチャーパッド使わない問題

HHKB Studioのもうひとつの特徴はジェスチャーパッドなわけですが、僕はあんまり使っていません。

というのも、他の記事でも書いたのですが、やはりあまり感度が良くないんですよね……。手をホームポジションから話すことなく、自由自在にページのスクロールが出来るなら積極的に使いたいなと思うのですが、なかなか思ったように動きません。それなら、トラックボールやトラックパッドを使ったほうが良いかな……という感じです。

もちろん、HHKB Studio単体で使っている時にはジェスチャーパッドが活躍するのかもしれません。しかし、スクロールに関しては手前のボタンを押してポインティングデバイスで操作した方が良いので、やはり今後も使わなそうだな……と思っています。