3万5千円の高級キーボード「HHKB Professional HYBRID Type-S」を2ヶ月使ってみて

僕がはじめて「HHKB」の名を冠するキーボードを買ったのは2016年のこと。社会人になって自由に使えるお金が増えた僕は、執筆環境を快適なものにしたいと思い、当時3万円くらいのPFU HHKB Professional JP Type-S 日本語配列を購入しました。本当は墨が良かったのですが、このモデルには白しかなく、泣く泣く白を購入……。しかし打ち心地は最高なので、これまでずっと使い続けてきました。

家に帰ってからの執筆には毎日使い、2018年に転職した後は職場で使用しているHHKBですが、徐々にこのキーボードの接続方法が「有線」であることが気になってきていました。デスクの上から徐々にケーブルを減らしており、そのためにあらゆる機器の無線化を進めていたのですが、HHKBのケーブルはどうしようもなかったんですよね。

2019年時点でも無線モデルは存在しており、そちらの購入も検討したのですが、「Type-S」ではなかったので音が若干気になるところでした。実際に同僚が持っていたので貸してもらったのですが、やはりType-Sと比べるとタイプ音が気になる。

そう思っていた折、2019年末に登場したのが「HHKB Professional HYBRID」シリーズ。有線接続も無線接続もできる凄いやつです。しかも待望のType-Sがある! というわけで、すぐさま購入しを決めました。ちなみに、お値段は35,200円。

2ヶ月使ってみて

僕が買ったのは、「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列」。今回はちゃんと墨モデルもありました。

使ってみてまず感じたのは、よく「スコスコ」と表現される独特のキータッチ。静電容量無接点方式、という普通のキーボードにはあまり搭載されていないキースイッチ方式が採用されており、それがこの心地良さを実現しています。相変わらず最高。

実は職場では、ケーブルを減らしたいと言いながらも旧モデルのHHKBと共に2台で使っています。俗に言うデュアルHHKBというやつですね。僕は肩こりがひどく、少しでも緩和させようと分割キーボードを検討していたのですが、HHKBの打ち心地から離れられず……。しかしHHKBを2台並べれば分割キーボードと実質同じなのでは? ということに気づき、このデュアルHHKB体制で使っています。

デュアルHHKBをやってみて気づいたのですが、旧モデルのType-SとHYBRID Type-Sでは、若干打ち心地が違いますね。HYBRID Type-Sの方が若干ですが軽い力で入力ができ、長時間使っていても疲れないような印象があります。その代わり、キーボードに指をかけていると、ふとしたときに間違って押してしまいそうです。

とは言っても差は微々たるもので、特に違和感なくデュアルHHKBを満喫できております。

さて、HYBRID Type-SはBluetooth接続なわけですが、職場は他にも色々なBluetooth機器が使用されているためか、1日に何度か入力がおかしくなることがありました。そもそも旧モデルはケーブルでつないでいるので、まあついでにという気持ちで、職場ではHYBRID Type-Sもケーブルに繋いで使用しています。

それだと無線接続できる意味がないじゃん……と思うかもしれませんが、それがちょっと違うんですね。

僕は家にもLGのウルトラワイドモニタやMagic Trackpad2を置いていて、ある程度快適に作業できる環境を整えています。しかし、キーボードは置いていません。ちょっとした作業ならMacbook Proのキーボードで十分だからというのが主な理由なのですが、腰を据えて作業をしたいときはHYBRID Type-Sを家に持ち帰ることにしているというのも大きな理由です。

たとえば、もし旧モデルを持ち帰ろうと思うと、配線しているところからケーブルを抜いてグルグル巻き、家に帰ったら解いて接続し、使い終わったらまた抜いてグルグル……というのが非常に面倒くさいんですよね。しかしHYBRID Type-Sならケーブルを抜いて持って帰れるので、取り回しが非常に楽。家に帰って作業をしようと思ったときも、10秒程でペアリングが完了します。

購入当初は、有線も対応している必要はないんじゃないかと思っていましたが、完全に有線と無線のハイブリッド仕様の恩恵を受けていますね。コンパクトなキーボードなので持ち運びも楽ですし、職場に戻ったときもケーブルに繋ぐだけですぐに使用再開できます。

また、Bluetooth接続は最大4チャンネルまで登録できるので、iPhoneやiPadで使えるのも地味に便利。外で書き物をしたいけど荷物を増やしたくないときは、iPadとHYBRID Type-Sだけを持って出かけることもあります。他の作業をしなければならないときは少々きついですが、ブログを書くだけであれば余裕です。むしろ書くことだけに集中できて、非常に良い感じ。

不満なところ

基本的には最高なHYBRID Type-Sなのですが、不満な点も少し書いておきます。

まず上でもちょっと書きましたが、会社のオフィスだと他の電波と干渉するのか接続が不安定になることがあります。入力を受け付けなくなったり、チャタリングが発生して同じ文字を何回も打ち込んでしまったり。発生頻度が少ないなら良いのですが、1日に何度も起こってしまうので、結局は有線接続にしました。ちなみに、有線にしてからは特に問題を感じたことはありません。

僕は旧モデルもケーブルで繋いでいるので机の上に多少のケーブルが出ることも諦めていますが、デスクの上からケーブルを少しでもなくしたいという人にとっては、ちょっとネックになる部分かもしれません。

また、これはHYBRID Type-Sというより墨モデルの弱点なのですが、思った以上にキートップの文字が読みづらいです。購入前から読みづらいと聞いていて、それは了承して買ったのですが、なるほど少し薄暗いところだと全く判別できません。

基本的にはタッチタイピングができるので困ることはないのですが、入力頻度の少ない数字記号などは、手元をみないと困ることも多いです。手元を明るくするか、白モデルにするか、完全なタッチタイピングを手に入れるか……いずれかを要求されそうです。

まとめ

色々書いてみましたが、キーボードなんて使ってみなければわかりません。購入を検討されている方がいらっしゃれば試し打ちできる機会に触ってみるのがおすすめです(僕はいずれも試し打ちせずに書いましたが)。

特に、1日にめちゃくちゃ文字を入力しなければならない人におすすめ。生活の大部分を共にする道具に投資してみませんか?

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